では、先日の続きです。
念息不調の病「禅病」の症状については、先のブログに述べた通りなのですが、身体のコントロール機能が乱れ、自律回復が難しくなる状態です。
その様な状態になった場合、本来なら自然治癒能力をもって、人の身体と言うものは調整しようとするのですが、大本となる自律神経の機能の低下、呼吸量の低下による循環機能の低下などを併発し、著しく回復機能が低下してしまうのです。
これが本当の、自律神経失調症なのです。今までにも、ブログでは簡単に説明してきているのですが、間違った認識を持っておられる方も多く、自分で気付いて居ない人もいるようなので、Aさんから聞かれた事を、良い機会と考え述べていきます。
夜眠れず、手足が冷え、不安神経が過敏になり、強迫性神経症のような状態にもなります。身体はその為に慢性的に疲労し、自身でどの様にしても回復しない・・・・、病院などに行けば、精神的なものとされる事もあり、本来なら違う病名とするべきものであっても、症状の原因が分らなければ、「自律神経失調症」とされることが多い為に、そのような間違った認識が広がっているのだと思います。
何かしら大きな怪我や、病気、過度の疲労によって、本来持っている身体バイオリズム(体内時計も含め)に、大きな乱れが発生した為に、自律神経が乱れ、コントロールが失われているのです。
自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、自分ではコントロールできない自動的に働く神経の事を指します。
自律神経は、活動する神経といわれる「交感神経」と、休む神経といわれる「副交感神経」の二つに分類され、必要に応じて自動的に切りかわって働くようになっています。精神の調整・神経の調整・内分泌の調整・免疫の調整を司っているのですから、どれほど重要な神経かがわかります。
話を戻し・・・。
その様な、コントロールが聞かなくなった場合には、どのような対処が良いか?
自身でのコントロールが効かなくなっているのですから、自律的回復は行うにしても、回復の遅いものとなり、また負担の大きなものでもあるのです。その様な場合、ボディケアや整体などでのケアも有効なものとなります。
整体やボディケアは、副交感神経を刺激するものであり、乱れた神経の安定作用は高いものがあるためです。
私の施術でも、そのような神経の乱れを感じた場合、本来は相手の呼吸に合わせての押圧や、調整を行うのですが、反対にこちらのリズムに相手のリズムを合わせるように施術するのです。
そうすると、乱れたリズムは他者のリズムに導かれることによって調整され、本来のリズムを取り戻すようになるのです。
先日のブログでお話しした。Aさんも、このような状態にあったのですが、友人がAさんの状態を見て、その友人の方のペースで行動を取るように促したことで、乱れたバイオリズムが、結果的に生活習慣を管理される状態に置き、乱れた神経が調整されるという結果となったのです。
このように、コントロールが失われ、自律回復が難しい状態なのですから、他者がコントロールが整うようにしてあげることが、一番早い回復なのです。
Aさんの場合、信頼できる友人であり、同じような体験をされている事を聞いているから、素直に合わせることが出来たのだと思います。
このように、人の神経の中には、自分でコントロール出来ない神経と言うものがあるのです。乱れたコントロールを、規則正しい生活習慣に導いてあげる事で、調整出来るものなのですから、精神的な症状とか、気の持ちようとするのは間違った感覚なのです。
他者が正常な感覚に導いてあげる事が重要で、その様な思いやりが、一番早く回復するケアにもなるのです。