大きな怪我や病気をて後遺症が残ったり、なにかしら身体の不調が続き、回復が思わしくないと、どのような人でも精神的に参ります。本人的には、どれほど辛い状態であろうとも、自分以外の他の人には、その辛さが理解されないものです。
他の人から見れば、ごく普通の状態にあったとしても、それは見える範囲での話であって、内面の不調などが分かる人も居ないでしょう。そうなってくると、不調を抱えている人としては辛いものとなります。
お客さんからの話なのですが(仮に「Aさん」とします)、以前に大きく体調を崩し、数年臥せってしまう状態で、病院で検査しても、薬を飲んでも、何をしても体調が戻る気配が無かったとの事。本人的には、鬱のような感じだったのかな?と言う状態です。
私が見るに、身体リズムの狂いだったのだと思います。
酷い疲労から身体のリズムを大きく崩し、結果として呼吸の乱れを起こし、頭蓋骨と腸骨のリズムが大きく狂ってしまったことが考えられます。身体リズムが狂ってしまうと、正常に戻らず自然回復が難しいときもあるのです。
東洋医学の中に、念息不調の病「禅病」という病があります。その「禅病」に類するものではないかと思います。
症状で言うと、頭はのぼせ上り、両腕両脚が氷雪のように冷えて、心は疲れ切って、夜も眠ることができず。
と、言うような感じになります。
そうであるのなら、調整は難しくないものであったのですが、このお客様がその様な状態であったのは、私と接するよりもかなりの昔の事で、いまではすっかり元気です。元気で、動きすぎて身体を痛めたりしています(苦笑)。
Aさんは数年間、身体が良く成らず、辛い状態だったのですが、前述したとおり、病院に言っても、治療院に行っても、何をしてもよくならなかったのですが、あるきっかけで快方に向かいました。
で、何故良くなったかと言うと・・・。
ある時、古い友人から連絡がありました。その友人は、人づてにAさんが数年臥せっているのを聞いて、心配になって連絡を取ったとの事、で話してみると、「今のあんたの症状、こうだろ?」「こんな感じだろ?」と、Aさんの症状をズバズバ当てたのです。
で、Aさん驚いて、「そうそう、その通り !」という感じです。病院でも分らなかった症状を当てられるのですから、Aさんもびっくりされたようです。
その友人の方も、以前同じような状態になり、かなり苦労されたとの事で、「そのままじゃ駄目だから」とばかり、Aさんを連れ出し、気分転換も兼ねて、あっちこっちに一緒に出かけたようです。
その友人のペースで出かけていると、自然に身体が良くなって、快方に向かったのです。
そのAさん曰く、友人が連絡を取ってくれて、「その症状理解できるぞ」と、言ってくれたときに、身体が楽になったと言われます。それがきっかけで、身体が良くなって行ったから・・・との事です。
何処に行っても、身体の不調の原因が分らず悩んでいたときに、症状を当てられ、症状に対して共感し、「大丈夫よくなる」と声を掛けられる事ほど心安らぐ物は無かったのではないかと思います。
何よりの、薬であり癒しになったのだと思います。
施術をしている時に、Aさんから「結局あれは何の病気だったのかなぁ?」と、聞かれました。私は、前述の通りの推測を述べ、その症状なら起すであろう症状を幾つか質問してみると、全部が当てはまるのです。
その状態であれば、Aさんの友人の取った行動も、症状の改善には良い行動でしたし、結果的にその為に、快方に向かったのだと思います。
その理由については、また後日・・・。(つづく)