舌下筋と言う筋肉を、知っている人は少ないと思います。呼んで字の如く、舌の下、ちょうど顎から喉にかけての筋肉なのですが、この筋肉は知名度の低さのわりに、重要な筋肉です。
人は歩いているとき、少なからず「ブレ」を起しています。このブレを吸収する役割を担っている筋肉でもあるのです。
「やじろべえ」の場合ですと、大きく広がった手の部分で、バランスを取ろうとするのですが、人の場合は頭の部分で取ります。頭を前に持ってくる場合や、後ろに持ってくる事で重心を安定させようとするのです。
この時に、舌下筋にも負担が蓄積し、舌下筋のハリ具合で、自身の重心が右寄りなのか、左寄りなのかが分かります。
重心の不安定さが大きくなり、その部分で身体に不調が発生していれば、舌下筋の施術で改善される症状もあるくらいです。
また、肩こりや首のハリが原因となって、歯が浮いた状態になり、痛みを発しているときにも、舌下筋の施術が有効なものとなります。目の奥まで疲れを感じている人も、舌下筋を施術すると、すっきりとする感覚があるようです。
普段意識するような筋肉ではないですし、ボディケアでケアした事も無いと言われる位、身近ではない筋肉なのですが、機能で言うととても多岐にわたって働いているのです。
身体の不安定や、疲れと言うのは、一部分でカバーしているのではなく、全身でカバーしています。疲れのラインをたどれば、最終的に舌下筋のような部分にも入ってしまうのです。